女優の菅野美穂さんはTVドラマ『坂の上の雲』に
正岡子規の妹役で出演しました。「一つの役を3年も
演じられるのは生涯一度の経験」と意気込んで、
正岡子規の妹役で出演しました。「一つの役を3年も
演じられるのは生涯一度の経験」と意気込んで、
出番がなくても、自費で海外のロケ地を陣中見舞いに
訪れるほど、思い入れが強い。
と京都新聞が伝えました。
「陣中見舞い」の言葉を久しぶりに見ました。近頃ではこの意味で
「差し入れ」を使うようです。「差し入れ」は本来は留置あるいは拘置されている人に使う言葉だったと聞いたことがあります。
滋賀県刑務所内の拘置施設から差し入れの本を返却する際、
手紙を隠して元妻の小林容疑者に公判で自分に有利な嘘の証言をするように依頼。(京都新聞)
このように刑務所を連想させるので、一般にはやはりこういう場合は
陣中見舞いのほうが心が伝わる気がします。
ブランチミーティング用に早朝から手料理を作り、
スタッフに差し入れることは日常茶飯事。 (清野由美 『アエラ』
やはり「陣中見舞い」のほうが上品です。ですが、
ここでは仕事での会議ですから、つまり自分もメンバーの一員ですから、差し入れも陣中見舞いも不適切なような気がします。
「気を使って用意する」あたりでしょうか。
国語辞典では拘置者へ品物を届けることを第一義とし、
仕事に精を出している人への慰問・激励として飲食物を届けることの意味を広義・比喩としているのがほとんどです。
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